京都#伏見桃山

京都#伏見桃山

伏見桃山は京阪電鉄伏見桃山駅と近鉄桃山御陵前駅は京都市の南部、伏見区の中心街です。駅前には何度も足を運んだことがあるのですが、御陵や伏見城方面へは初めて訪れました。

概要

京都市伏見区

伏見区は京都市の最南部に位置する行政区です。伏見稲荷とお酒が有名ですね。しかし、いわゆる「洛外」に相当するため、「洛中」の人間からは京都扱いされないこともしばしばあります(T_T)

伏見桃山駅・桃山御陵前駅

そんな伏見区の中心街に位置するのが京阪電鉄の伏見桃山駅と、近鉄の桃山御陵前駅です。この辺りは京阪と近鉄が並走しており、両駅の間隔は100mほどしかありません。もちろん、ここで乗り換えは可能ですが、正式な乗換駅は一駅先の特急停車駅である丹波橋駅です。伏見桃山駅、桃山御陵前駅ともに特急列車は停車しませんが、これは「乗り換える客」と「伏見の中心街に用事のある客」を棲み分ける為だと思われます。

大手筋

そんな両駅を東西に横切る通りが『大手筋』(おおてすじ)です。名前の通り、この通りを東へ進んだ先には伏見城があります。その大手筋をこれから紹介します。

街歩きレポート

大手筋の桃山御陵前駅付近までは今まで幾度も足を運んだことがあるのですが、その先へは足を踏み入れたのは今回初めてです。歩いたルートを地図で示すとこんな感じです。

伏見大手筋商店街

大手筋の伏見桃山駅以西は『伏見大手筋商店街』という大きなアーケード街です。昔ながらの商店街にしては珍しく、各種チェーン店が多く軒を並べ、かなり活気があります。また、アーケードの横道にも美味しいお店がたくさんあります。

桃山御陵前駅界隈

一方、伏見桃山駅以東の桃山御陵前駅にかけてはアーケードがありませんが、やはり賑やかです。いつの間にかスタバができていて驚きました。2025年3月25日にオープンした新店舗(伏見桃山店)です。いちおうは京都市内なので看板の色は景観に配慮されています。

御香宮神社

大手筋を桃山御陵前駅より東へ100mほど坂を登れば、左手に御香宮(ごこうのみや)こと御幸宮神社(ごこうぐうじんじゃ)があります。おいおいサブサイトのほうでも紹介したいと思います。

御陵参道

さらに東へ進み国道を横断すると、さすがに人通りは少なくなります。右手にJR桃山駅がありますが、京阪や近鉄の駅と比べてあまり存在感がありません。

さらに坂を登れば御陵参道の入口が見えます。整然とした参道で、だだっ広くて面白みには欠けるかもしれません。でも野鳥のさえずりには癒されますし、どことなく首都っぽさ?を感じます。

明治天皇陵

参道を1km近く歩いて、ようやく明治天皇陵が見えてきます。もちろん、被葬者は明治天皇(1852-1912)です。陵墓の正式名称は『伏見桃山陵』(ふしみももやまのみささぎ/ももやまりょう)もしくは『桃山御陵』(ももやまごりょう)です。

正面に大階段があり、ここから宇治方面を見下ろすことができます。次に来る時は大階段から登拝し、今回見落としてしまった昭憲皇太后陵も見ておきたいです。

桓武天皇陵

いったん参道入口付近まで戻り、分岐点を北へ600mほど進むと、今度は桓武天皇陵があります。鳴くよ(794)うぐいす平安京こと、桓武天皇(737-806)の陵墓ですね。そういえば、この日はウグイスの鳴き声がよく聞こえました。

なお、陵墓の名称は『柏原陵』(かしわばらのみささぎ)です。史書の記述等から、桓武天皇が「だいたいこのあたり」に埋葬されたのは間違いないようです。ただ、鎌倉時代の大規模な盗掘等によって、ピンポイントで正確な位置はわからなくなってしまったようです。

伏見城

せっかくここまで来たので、最後に伏見城を見てから下山することにします。

伏見城は豊臣秀吉によって築かれた(1597)城です。関ヶ原の戦い(1600)で消失した後、徳川家康によって再建されました(1602)が、結局は廃城となりました(1619)。その跡地に桃が植えられたことから、このあたりが『桃山』と呼ばれるようになったのだそうです。

現在の天守閣は昭和三十九年(1964)に近鉄グループがテーマパークとして建造した鉄筋コンクリートの模擬天守閣です。なので、文化財としての価値はありません。テーマパークも平成十五年(2003)に閉園しています。

でも、観光する価値が無いわけではありません。模擬天守閣とはいえ、当時の屏風画を参考にして建造されているので、間近で見ると迫力があります。ただ、諸事情により建物の中へ入ることはできないようです。

なお、秀吉時代の天守閣はもう少し南寄りの場所にあったと推定されています。その場所は明治天皇陵(伏見桃山陵)の一部となってしまい、発掘することは不可能です。

総括

いやあ〜実際に足を運んでみて良かったです。伏見稲荷ばかりクローズアップされがちな伏見区ですが、こんな場所もあったんだと今更ながら気付かされました。

伏見稲荷に集中しがちなインバウンド客をこの辺りにも導引できるかというと、少し微妙な気がします。しかしながら、地元民と観光客、双方が気軽に散策できる場所であり続けてほしいです。

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