
常磐神社・偕楽園
Tokiwa-jinja Shrine & Kairakuen Garden
常磐神社に関する予備知識
常磐神社は茨城県水戸市、日本三大庭園のひとつである偕楽園に隣接する神社です。水戸黄門で知られる徳川光圀を主祭神としています。
常磐神社の所在地
常磐神社の祭神
主祭神 | 徳川光圀(1628-1701) Tokugawa Mitsukuni |
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徳川斉昭(1800-1860) Tokugawa Nariaki |
徳川光圀は水戸黄門のモデルとなった水戸光圀のことですね。ちなみに「黄門」というのは中納言という官職の別称なので、水戸黄門は「水戸家の中納言」という意味です。中納言に就任した水戸家の歴代藩主は光圀以外にも複数人いたそうです。
常磐神社を主観的に格付け
由緒
当時、藩祖を祀る神社の建立が流行っていたようです。
社格
知名度
偕楽園は日本三大庭園の一つなので超有名ですが、常磐神社はそれほど知られていないでしょう。
アクセス
- 中央自動車道『勝沼』インター→車で5分(大型無料駐車場あり)
- JR常磐線『偕楽園』駅すぐ
スケール
神社自体は小振です。広大な偕楽園公園の一要素であることを鑑みてのボーナス加点です。
観光
神社自体に観光要素はありませんが、偕楽園の好文亭は一見の価値があります。
パワー
ザ・パワースポットという感じではないですが、水戸黄門に関係する神社なので旅の安全を祈願するには良いかもしれません。
偕楽園公園
常磐神社は偕楽園や千波公園を含む広大な都市公園『偕楽園公園』の一角にあります。この一帯をひとつの公園とした場合、その面積はニューヨークのセントラルパークに次ぐ規模だそうです。
偕楽園
岡山市の後楽園や金沢市の兼六園と並ぶ、日本三大庭園の一つです。水戸藩の第9代藩主である徳川斉昭(1800-1860)によって造営されました。園内には3,000本の梅が植えられており、梅の季節には『水戸の梅まつり』が開催されます。




好文亭
好文亭は偕楽園の一角にある、徳川斉昭自身によって設計されたイベント施設です。現在の建造物は太平洋戦争の空襲で焼失した後、再建されたものです。
名前の由来は梅の別名である好文木と、徳川光圀が学問を好んだことを掛けているようです。なぜ梅が好文木なのかというと、晋の武帝(司馬炎?)が学問に励むと梅の花が咲いて、学問を怠ると咲かなかったという故事によるものだとか。
それにしても、上層階からの眺めが素晴らしいです。配膳用昇降機などもあり、徳川斉昭の合理的かつ進取的な気質が感じられます。



常磐神社
偕楽園の東門を出たところに常磐神社があります。神社自体は普通のこじんまりとした神社です。なお、授与所で印籠型のお守りを入手できることで一時期、話題になりました。
明治時代の創建なので社名も創建時に名付けらたものでしょう。このあたりはもともと常磐村という地名だったようなので、地名が社名になったパターンだと思われます。おそらく、常陸国と磐城国を結ぶ街道が通ることからその名が付いたものと考えられます。現在も常磐線が通っていますからね。



千波公園
千波公園は偕楽園や常磐神社と幹線道路を隔てて反対側にあります。千波湖を取り囲む広い公園です。想像以上に綺麗な湖で、多くの水鳥が観察できます。
水戸光圀像
湖の西側の広場に水戸黄門こと徳川光圀の像があります。湖が映らないので映えスポットとしては微妙かもしれません。




常磐神社の御朱印
印籠でお馴染み、徳川家の家紋ですね。
