
安房神社
Awa-jinja Shrine
安房神社に関する予備知識
安房神社は房総半島の最南端付近に鎮座する安房国一宮です。房総半島南部の開拓神により創建されたと伝えられています。
安房神社の所在地
住所が示す通り、地元では大神宮と呼ばれているようです。
安房神社の祭神
上の宮 | 主祭神 | アメノフトダマ(天太玉命) Ame-no-Futodama-no-mikoto |
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相殿神 | アメノヒリトメ(天比理刀咩命) Ame-no-Hiritome-no-mikoto | |
下の宮 | 祭神 | アメノトミ(天富命) Ame-no-Tomi-no-mikoto |
アメノオシヒ(天忍日命) Ame-no-Oshihi-no-mikoto |
アメノフトダマ(天太玉命)は忌部氏の祖先で、岩戸隠れ神話においてアメノコヤネ(天児屋命)と共に儀式を行ったとされています。また、儀式をおこなうためのアイテム一式を調達したことから、経済や産業の神様とされることがあります。
アメノトミ(天富命)とアメノオシヒ(天忍日命)は兄弟神で、主祭神の孫にあたります。この地域の開拓神です。
浅間神社を主観的に格付け
由緒
主祭神の孫にあたるアメノトミ(天富命)が神武天皇の命令で阿波国や安房国を開拓し、自らの祖先を祀る神社を創建したとされています。現在の地に遷座したのは奈良時代(717)だそうです。
社格
知名度
金運がつく神社として一部では知られていますね。
アクセス
- 館山自動車道『富浦』インター→車で30分
- JR館山駅→バス乗車約20分『安房神社前』下車→徒歩10分弱
バスは1時間に1本程度のようです。
スケール
想像していたより大きかったというのが率直な感想です。
観光
境内の紅葉はなかなか美しかったです。観光地としてアピールしても良さそうに思えます。桜の季節ならなおさら楽しめるかと思います。
パワー
安房神社の周辺地域
房総半島のほぼ最南端と呼べる場所です。
安房神社境外
館山野鳥の森
境内の周辺は『県立館山野鳥の森』という野鳥観察スポットとなっています。私は時間の都合で行けませんでしたが、『ふれあい野鳥館』という入館無料の施設もあります。
参道
白色の神明鳥居が一ノ鳥居となっています。そこから二ノ鳥居まで桜並木の参道になっています。また、一ノ鳥居の横にある社号標は東郷平八郎(1848-1934)の揮毫によるものだそうです。




安房神社境内
色のコントラストが素晴らしいです。特に拝殿横の大銀杏が目を引きます。

上の宮
厳島社
拝殿前の石段の脇にある末社です。海食崖をくり抜いて造られたものだそうです。
本殿・拝殿
本殿は神明造の木造です。大銀杏に隠れていますが、見えることは見えます。
御仮屋
神輿を納めるための建物です。3年に1回、近隣の神社から神輿が納められる神事がおこなわれるそうです。
大銀杏
訪問した季節が季節だけに、その存在感が際立っていますね。樹齢は300年以上と推定されているようです。





下の宮
本殿・拝殿
主祭神の孫であり開拓神とされるアメノトミ(天富命)を祀っています。奈良時代、養老元年(717)の創建だそうです。
御神木
槙の御神木で、樹齢は500年と推定されています。


浅間神社の御朱印
