
玉前神社
Tamasaki-jinja Shrine
玉前神社の予備知識
玉前神社は上総国一宮です。東京や富士山の真東に位置し、海にも近いことから、近年は日の出の聖地として人気を集めています。
玉前神社の所在地
玉前神社の祭神
主祭神 | タマヨリヒメ(玉依姫命) Tamayoribime-no-mikoto |
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タマヨリヒメ(玉依姫命)は初代天皇である神武天皇の母神です。海神であるワタツミ(大綿津見神)の娘で、ウガヤフキアエズ(鸕鷀草葺不合尊)と結ばれ、神武天皇を産んだとされています。
玉前神社を主観的に格付け
由緒
社格
現在の千葉県は、かつて北から順に下総、上総、安房の三国に分かれていました。玉前神社はその真ん中に当たる上総国で最も格の高い神社です。
知名度
首都圏の一宮神社なので、それ相応の知名度はあると思います。
アクセス
- JR『上総一ノ宮』駅徒歩10分
スケール
一宮神社としては若干、小振りな印象を受けました。
観光
祭祀の時期を除き、普段は特にこれといった観光要素は見当たりません。
パワー
玉前神社の周辺地域
東京駅から特急わかしお号に乗車し、およそ1時間で上総一ノ宮駅に到着します。『一宮』と名のつく地名や駅名はほぼ全て、一宮神社、つまりその地域で最も格が高い神社があります。
駅改札を出てロータリー右手、ポツポツと商店のある少し歩道の広い道路を歩きます。10分も歩けば玉前神社に到着します。
なお、駅から反対方向へ2km進めば一宮海水浴場があります。


玉前神社境内
正直なところ、一宮神社にしては思ったより小振りだなというのが率直な感想です。それにしても、さすが首都圏だけあって、平日昼間なのに人が多かったです。







日の出の聖地にして始まりの聖地
玉前神社周辺一帯は本州の東端に鎮座します。…というと語弊がありますが、要するに東側に太平洋を望む海岸エリアなので、海から登る太陽を拝むことができる場所です。しかも、富士山のほぼ真東に位置しているので、まさに日の出の聖地と言えるでしょう。
古代において、日の出は物事の生まれ変わりを意味していました。そのためか、安産祈願や物事のスタートを切る際に玉前神社を参拝する人が多いです。
初代天皇の母親であるタマヨリヒメ(玉依姫命)が主祭神となっているのもそれが理由だと思われます。しかし、おそらく後付けでしょう。
富士山から真東に直線を引くと相模一宮こと寒川神社の鳥居付近を通り、玉前神社に到達します。つまり、玉前神社は富士山の山頂から見て、春分・秋分の日の出の方角にあります。
御朱印
