伊射波神社

伊射波神社

伊射波神社 / いざわじんじゃ
Izawa-jinja Shrine
行きにくいけど行ってみよう!

伊射波神社の予備知識

伊射波神社は伊雑宮と並ぶ志摩国一宮です。加布良古崎という岬に鎮座していることから『かぶらこさん』という愛称で呼ばれることもあります。

所在地三重県鳥羽市安楽島町加布良古(Kaburako, Arashima-cho, Toba city)
創建年1,500年以上昔とされる
主祭神ワカヒメ(椎日女尊, Wakahime-no-Mikoto)アマテラスの侍女という説もあればアマテラス自身という説もある
社格★★★式内社(式内大社・論社) / 無格社 / 志摩国一宮
知名度★★一之宮神社でありながら一発変換できないあたり知名度の低さが伺える
アクセス往復だけで1日のエネルギーを使い果たす覚悟が必要
観光★★景色は素晴らしいが観光目的で行くところかというと疑問符
スケール★★★神社自体は極小だが景色の壮大さでプラス加点
パワー★★★縁結びのご利益があるとされるが、もともと海上交通の守護神だった

伊射波神社も伊雑宮も難読ですが、どちらも「いざわ」なので覚えやすいです。

でも伊射波は一発変換できないのが厄介(><)

伊射波神社までの道のり

初めに言っておくと、伊射波神社は全国の一宮神社の中で、道のりの険しさはダントツ一位だと思います。登山のつもりで臨んだ方が良いです。景色の意味でも、何かあったときの為にも、午前中に参拝することを推奨します。

駐車場・参道入口まで

まず参道手前の駐車場まで自家用車かタクシーでアクセスすることになります。安楽島Arashima海水浴場を目的地に設定すれば行きやすいです。

途中の公民館前に駐車場がありますが、そこは月極さんなので停めてはだめです。そこにバス停もあるのですが、バスは無いに等しいと思っておいたほうがい良いです。

公民館に向かって左手、お寺の前の坂道を200m程度進むと、右手に海水浴場、左手に駐車場の案内があります。わかりにくいですが、駐車場自体は広いので、海水浴シーズンでもない限り難なく停められます。

参道入口から一の鳥居

駐車場前の細い道が参道ですが、地図には途中までしか載っていません。この狭い道を登ったり降りたりしながら進むことになります。「伊射波神社まで数百m」みたいな看板を見ると大した距離じゃないので油断しそうになりますが、このあたりはまだ序の口です。

しばらく進むと海が見えてきます。海を右手に堤防沿いを進み、堤防が途切れたあたりの海岸に、一の鳥居が姿を現します。

絶景を味わうならここまででも十分です。足腰が丈夫でない人は、この辺りから遥拝して引き返すべきでしょう。

というのも、ここから拝殿までの道が急勾配な上に、あまり手入れされていないからです。もし転倒して助けを呼ぶにも人があまり通らないですし、助けにいくにも車が近くまで来れません。

一の鳥居から二の鳥居

一の鳥居を尻目に、険しい獣道を登って行きます。自分では足腰が丈夫だと思っている私でさえ、二の鳥居が見えてくるまで「まだ着かんのかよーー」を連呼しました。

伊射波神社の境内

本殿

こじんまりとした拝殿が静かに佇んでいます。扉を開けて中に入ると…

誰もいない( ゚д゚)

賽銭箱が朝の太陽に照らされて神々しく光を放っていました。

領有神&奇跡の窓

拝殿からさらに100mほど先に進むと、領有神(Ushihaku-gami)という末社があります。おそらく文字通り、この地域の地主を祀っていると思われます。

そのすぐ近くに『奇跡の窓』と呼ばれる景観スポットがあります。窓のようにぽっかりと開いた木々の隙間から、朝日を拝むことができます。

帰りの道もなかなかしんどいです。一の鳥居から駐車場までの間も、坂道を降りたり登ったりしないといけないからです。

満留山神社

駐車場をいったんスルーして、先ほどの公民館やバス停があるところに戻ります。公民館に向かって右手、満留山神社(Maruyama-Jinja)という神社の入り口があります。

拝殿の造りなどは伊射波神社にそっくりなので、おそらく伊射波神社の所管社かと思われます。

伊射波神社の祭神について浅く考察

椎日女尊

伊射波神社の主祭神、ワカヒメ(椎日女尊)は、スサノオの乱暴狼藉によって事故●したアマテラスの侍女という説があります。なお、この件がきっかけでアマテラスは天岩戸に引き篭もりました。

その一方で、ワカヒメはアマテラス(天照大神)自身という説もあります。

アマテラス=海照らす

私はこの日、朝早い時間に伊勢市中心部から車で来たのですが…

太陽が海に反射して眩しすぎ(*_*)

ここまで太陽が眩しいと感じたのは生まれて初めてかもしれないです。やっぱり、アマテラスは「海照らす」の意味で、この地域で太古の昔から信仰されてきた神様の名前なんだろうと思わずにはいられませんでした。

航海の神様

いずれにせよ、海を明るく照らして航海の安全をもたらしてくれる神として、古くから信仰されていたに違いないです。

車はくれぐれも安全運転で!

御朱印

御朱印は安楽島漁港沿い、伊射波神社の宮司さん宅の販売所で貰えます。そこで記念グッズとかも購入できます。あまり朝早い時間や日が暮れてからは閉まっていますのでご留意ください。

京都の日向大神宮も、これと同じ系統だったような気がします。

おっと、日付部分は自分で書かなあかんのやな。後で書いとこ。

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