
大麻比古神社
Ōasahiko-jinja Shrine
大麻比古神社に関する予備知識
大麻比古神社は阿波国一宮で、古代に阿波を開拓した一族の祖神を祀っています。淡路との国境である鳴門海峡に近く、かつて両国の鎮守府でした。
大麻比古神社の所在地
大麻比古神社の祭神
主祭神 | オオアサヒコ(大麻比古神) | 阿波忌部一族の祖神、アメノヒワシ(天日鷲神)の子 |
---|---|---|
配祀神 | サルタヒコ(猿田彦大神) | こちらが主祭神という説もあった模様 |
大麻比古神社の呼称
県外の人は音読みで読んでしまいそうですが…
正しくは「おおあさひこ」ですd( ̄  ̄)
地元では「おおあさはん」または「おわさはん」等の愛称で呼ばれているようです。
大麻比古神社を主観的に格付け
由緒
★★★★★
創建年:神武天皇の時代(紀元前7世紀?)
ただし、あくまで神社の社伝に記された伝承です。
社格
★★★★☆
式内社(名神大社)、旧国幣中社、別表神社、阿波国一宮
知名度
★★★☆☆
県外の人からは読み方を間違えられることが多いそうです。
アクセス
★★★☆☆
徳島自動車道『板野』ICより約10分、大型駐車場あり
スケール
★★★☆☆
観光
★★☆☆☆
パワー
★★★★☆
安産、交通安全、方除、厄除など
大麻比古神社の主祭神を深掘り
祭神のオオアサヒコ(大麻比古神)について、推測込みでもうちょっと。
古代の阿波において、麻を栽培し麻布や木綿の生産を地場産業とすることで、地域振興に貢献した有力者だと思われます。そして、それが年月とともに神格化していったのでしょう。
名前からしてアレを生産・流通させていた可能性も、まあ有り得るでしょう。
同じ原料だし、なにせ古代のことだから…
大麻比古神社の周辺地域
第一番札所『霊山寺』
霊山寺は四国八十八ヶ所の第一番札所で、大麻比古神社から見て真南、1.2km程度の地点に位置します。明治時代の神仏分離令(1868)までの間、大麻比古神社と一体だったことは想像に難くありません。
大麻比古神社境外
大鳥居
県道12号線、霊山寺のある交差点を北へ曲がり、少しだけ細い道を進みます。そして徳島自動車道の下を潜ると、大麻比古神社の大鳥居がどーんと視界に飛び込んできます。
参道
大鳥居から境内まで1km足らず、参道を車で進みます。決して広い道ではありませんが、難なく離合できるよう、石灯篭がうまい具合に配置されています。この先には大型駐車場もあるので安心です。
大麻比古神社境内
鳥居
坂東谷川に架かる秡川橋の先にある鳥居を潜れば境内です。見ての通り、境内にも駐車場がありますが、混雑時は橋より手前にある大型駐車場に停めるようにしてください。

狛犬
2体とも茶目っ気のあるポーズで可愛らしいですね。左の狛犬が抱えている石版?をよ〜く見てください。
ターバン巻いたオッサン、何か吸ってない?



大楠
樹齢千年といわれる大楠です。鳴門市の天然記念物に指定されています。

注連柱(しめばしら)
注連柱の先に拝殿、さらにその先に大麻山(536m)がそびえ立っています。

本殿・拝殿
2022年、半世紀ぶりに新調された拝殿です。屋根には銅板が貼られています。新調前の写真を見ると屋根が青緑色だったのですが、これは銅が酸化していた為です。

奥宮遥拝所
本殿・拝殿の裏手に奥宮遥拝所があります。奥宮は山の上なので、登山装備でなければここで遥拝しましょう。
メガネ橋・ドイツ橋
第一次世界対戦終戦後、ドイツ兵捕虜だった人たちが建造したアーチ橋です。県の文化財に指定されています。
例のごとく予備知識ゼロで訪問したので、完全にスルーしてしまった…
大麻比古神社の奥宮『峯神社』
奥宮登拝道
鳥居から拝殿に向かって右手の脇道が、大麻山山頂の奥宮へと続く登山道(登拝道)です。山頂までの片道は1時間半程度だそうです。
再訪の際は必ず登拝するぞ!
大麻比古神社の御朱印
