若狭彦神社・若狭姫神社

若狭彦神社・若狭姫神社

若狭彦神社・若狭姫神社
わかさひこじんじゃ・わかさひめじんじゃ
The Shrines of Wakasa-Hiko-jinja & Wakasa-Hime-jinja
OBAMAの夫婦神社

若狭彦神社・若狭姫神社の予備知識

若狭彦神社ならびに若狭姫神社は、福井県小浜市に鎮座する若狭国一宮です。主祭神は夫婦神であるヒコホホデミとトヨタマヒメです。

若狭彦神社・若狭姫神社の所在地

若狭姫神社は若狭彦神社の下社しもしゃという位置付けなので、若狭彦神社のほうを上社かみしゃと呼びます。ただし、社務所は若狭姫神社のほうにあります。また、双方合わせて上下宮じょうげぐうと呼ぶ場合もあります。

若狭彦神社(上社)

福井県小浜市龍前28-7
28-7 Ryūzen, Obama city, Fukui Pref.

若狭姫神社(下社)

福井県小浜市遠敷65-41
65-41 Onyū, Obama city, Fukui Pref.

若狭彦神社・若狭姫神社の祭神

若狭彦神社(上社)

主祭神
ヒコホホデミ(彦火火出見尊)
Hiko-Hohodemi-no-Mikoto

神武天皇の祖父にあたる皇祖神であり、なおかつ『海幸彦・山幸彦』の山幸彦に相当します。おそらく、ワカサヒコ(若狭彦命)という土着神が皇祖神に習合したものと思われます。

若狭姫神社(下社)

主祭神
トヨタマヒメ(豊玉姫尊)
Toyotama-Hime-no-Mikoto

ヒコホホデミの妻であり、神武天皇の祖母にあたります。こちらも同様に、ワカサヒメ(若狭姫命)という土着の女神が皇祖神に習合したと考えられます。

若狭彦神社・若狭姫神社を主観的に格付け

由緒

★★★★☆
奈良時代(714)

このとき、主祭神がこの辺りに出現したと伝えられています。

社格

★★★☆☆
名神大社若狭国一宮若狭国二宮旧国幣中社別表神社

創建当初は上社下社双方を一之宮としていましたが、中世には上社を一之宮、下社を二之宮として扱っていたようです。

知名度

★★☆☆☆

アクセス

★★★☆☆

スケール

★★★☆☆

上社・下社を合わせた場合のスケール感です。単体だと、両社とも小振りなほうです。

観光

★★☆☆☆

パワー

★★★★☆
良縁成就海上安全農林水産業振興

若狭彦神社・若狭姫神社の周辺地域

若狭の中心都市OBAMA

オバマ市は旧若狭わかさ国の中心に位置します。現在は小都市ですが、かつては陸・海の交通の要衝として栄えました。行政上は福井県ですが、経度的には平城京や平安京のほぼ真北に位置します。

久須夜ヶ岳エンゼルライン

オバマ市の中心部から数キロ離れた内外海うちとみ半島に、久須夜ヶ岳くすやがたけという山があります。久須夜ヶ岳エンゼルラインという無料のドライブウェイを通って、山上の展望台へ行くことができます。

山裾から展望台までは、たしか車で20分程度でした。特に運転しにくい道ではありませんが、所々に熊出没注意の看板があります。用心するに越したことはないでしょう。

久須夜ヶ岳展望台

エンゼルラインの終着地点に展望台があるのですが、ここからの眺望が絶景です。三方五湖と若狭湾、それに日本海がリアス式海岸とコラボしている光景は、たぶんここでしか見られないでしょう。

御神島

久須夜ヶ岳の展望台から、実は超強力なパワースポットを眺望することができます。それが禁足地とされている御神島おんがみじまです。

この島の何がすごいって、その形。

右が拡大写真なのでよく見てほしい。まるで白雪姫に登場する小人が、仰向けに寝っ転がって祈っているように見えませんか?

しかもこの島、熊野本宮大社や平城宮のほぼ真北に位置しています。ただの偶然ではない、なんらかの力が作用しているように思えてしまいます。

なお、逆方向から見るとうつ伏せに横たわる猫みたいに見えるらしいです。でも、また別の機会に紹介することにしましょう。なんだか御神島の紹介だけで頁が尽きそうです(-_-;)

若狭彦神社・若狭姫神社へのアクセス

若狭姫神社(下社)のほうは、JR東小浜駅から徒歩10分強の場所に鎮座しています。ちなみに、同駅付近に将来、北陸新幹線の駅ができる予定らしいですが、早くできてほしいものです。

若狭彦神社(上社)は、若狭姫神社から1.5km程度の距離にあり、歩けば20分程度です。参拝順は特にどちらからでも問題ありません。車なら上社→下社の順番がオススメです。

若狭彦神社(上社)

市街地から少し離れた長閑なエリアに鎮座しています。

鳥居〜参道

一宮神社とは思えないほどひっそりとしているが、赤茶けた大きな杉の木が並んでいて、いかにもパワスポという感じがします。

夫婦杉

夫婦杉めおとすぎはいろんな神社で見かけますが、ここまで形の綺麗なのを見たのは初めてかもしれません。むやみに触らず、少し離れてパワーを感じ取ってください。

随神門

この辺りがいちばんインスタ映えしそうな光景です。この先に本殿ならびに末社の若宮社があります。随神門ずいじんもんは県の有形文化財ですが、真新しい見た目なので、近年補修されたものと思われます。

若狭姫神社(下社)

上社から1.5km程度北上した、市街地寄りの場所に鎮座している。上社と比べると「街中の神社」ぽい雰囲気ですが、やはり一宮神社にしてはこじんまりとした印象です。

鳥居〜授与所周辺

授与所の向かいに、弁才船『海幸丸』の模型が飾ってあります。海幸丸(おそらく読み方は「かいこうまる」)は江戸時代末期、ここに奉納品を運搬する際に活躍しました。

主祭神は山幸彦だけど船は海幸彦なのか…(・・;)

随神門

下社の随神門も県の有形文化財ですが、こちらは少し年季が入っている感じがします。上社と同様、この先に本殿や摂社・末社があります。

上社のときもそうでしたが、この先が撮影禁止というわけではないのに、なぜか写真を撮りそこねました。

若狭彦神社・若狭姫神社の雑学

レイライン『畿内五芒星』

上社、下社の双方で畿内五芒星のポスターを見かけました。御神島-熊野本宮大社を結んだ直線上に上社と下社の双方が位置しているように描かれていますが、厳密には1km程度西にズレています。まあ、誤差の範囲と言えなくもありません。

実際、遠方から参拝に来る人の多くは、筆者も含めて『一宮巡り』か『五芒星巡り』のいずれかでしょう。

若狭彦神社・若狭姫神社の御朱印

下社の授与所で貰えます。上社と下社を1枚に収めたバージョンは無いそうなので、上社と下社を見開きに書いてもらうのが良いと思います。

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