伊丹#酒造通り
伊丹市は兵庫県南東部に位置する人口19万人の都市です。その中心街はJR伊丹駅と阪急伊丹駅周辺、および両駅を結ぶ酒造通りの沿道です。
概要
伊丹市
伊丹市は兵庫県南東部に位置する人口19万人の都市です。大阪空港(伊丹空港)を擁するベッドタウンであると同時に、酒造などの地場産業も栄えています。
空港の街
伊丹といえば伊丹空港こと大阪空港を真っ先に思い浮かべますよね。確かに、滑走路の大部分は伊丹市にあります。ただ、空港のターミナルビルや最寄り駅(大阪モノレール)は滑走路を挟んで反対側の大阪府豊中市にあります。とはいえ、伊丹市が空港に近い便利な街であることには違いありません。
酒造の街
伊丹は酒造の街としても知られ、奈良市や出雲市と並んで清酒発祥の地を標榜しています。小西酒造の『白雪』と伊丹老松酒造の『老松』が有名です。
中心市街
伊丹市の中心街はJR伊丹駅から阪急伊丹駅にかけてのエリアです。この両駅の間を『酒造通り』という道が繋いでいます。
街歩きレポート
では、JR伊丹駅前を起点に、西にある阪急伊丹駅を目指して歩きます。
JR伊丹駅前
JR伊丹駅の東側には大きなイオンモールがあります。国鉄時代は工場以外に「何もない」エリアでした。
駅の西側には荒木村重(あらきむらしげ, 1535-1586)の居城であった有岡城(ありおかじょう / 伊丹城)の城跡があります。黒田官兵衛(くろだかんべえ, 1546-1604)が幽閉されていた場所です。2枚目の写真の右のほう、こんもりと木が生い茂っているあたりです。



酒造通り(東)
酒造通りはJR伊丹駅西口、有岡城前を起点に、700m西の阪急伊丹駅の方向へ向かって伸びています。ご覧の通り、歩行者専用の歩きやすい通りです。沿道には酒蔵を模したような建物と美味しそうなお店がたくさんあります。



酒造通り(西)
県道13号線の歩道橋を渡ると、大きなタリーズカフェがあります。伊丹市内に本社がある米やガスの販売会社、伊丹産業が運営する店舗のようです。
タリーズの向かいには『白雪ブルワリービレッジ長寿蔵』という、白雪酒造の博物館&レストランがあります。ビールが好きな人にオススメです。
そのまま西へ進むと『有馬街道』に交差し、その先の『三軒寺前広場』で酒造通りは終端を迎えます。広場の名前は大蓮寺、正善寺、法巖寺という3軒立ち並ぶ浄土真宗の寺院に由来します。
いちおう、酒造通り自体はここで終わりですが、奥の方に『ひがし商店街』という小規模ながら賑やかな通りがあり、阪急伊丹駅東口まで抜けることができます。




有馬街道
ひがし商店街へ入る前に、いったん引き返して有馬街道を紹介します。酒造通りに直交する通りですが、こちらもなかなか小洒落た通りですよね。このまま北へ進めば稲名野神社があります。



伊丹停車場線
有馬街道を南へ進むと、JRと阪急の両駅前を結ぶ幹線道路、伊丹停車場線(県道55・189号線)に交差します。アーケード街もあり、賑やかな市街地を演出してくれています。ただ、実際の人通りは酒造通りのほうが多く、こちらはやや昭和感が漂っています。



阪急伊丹駅前
伊丹停車場線経由で阪急伊丹駅前までやって来ました。まあ、よくあるベッドタウンの駅前ですが、街路樹が綺麗でスッキリした街並みですよね。




ひがし商店街
阪急伊丹駅東口の正面に、先ほど紹介しようとした『ひがし商店街』の入口があります。ここを通れば酒造通りの起点である三軒寺前広場に出られます。狭いですが、飲食店が密集する賑やかな通りです。


総括
空港以外のイメージがいまいち湧かない伊丹市ですが、実際に訪れてみると、洗練された街並みに驚かされます。単なるベッドタウンではない、歴史や文化を感じさせる街です。
もしかすると、阪神淡路大震災からの復興による部分も大きいのではないかと思います。震災前に訪れたことがないので何とも言えませんが、おそらく震災前よりも美しい街に生まれ変わったのではないでしょうか。
個性の強い都市に囲まれて目立ちませんが、航空、歴史、お酒のいずれかが好きな人にとっては楽しい街です。ぜひ、遠方からでも訪れてみてください。