宇和島#きさいやロード
宇和島市は愛媛県南部に位置する人口約6万人の城下町です。その中心街には『きさいやロード』という大きなアーケード商店街があります。
概要
宇和島市
宇和島市は愛媛県南部のハブ都市で、人口は約6万人です。中世より宇和島城の城下町として栄えました。年に4回、闘牛が開催されることでも知られています。
きさいやロード
『宇和島きさいやロード』は宇和島の城下町を貫く巨大なアーケード商店街です。恵美須町商店街、新橋銀天街、そして袋町商店街という3つの商店街を総称したものです。「きさいや」とは、この地域の方言で「来てください」や「いらっしゃい」の意味です。
街歩きレポート
自家用車で高知県の四万十市を経由しての来訪です。四国の南西方面へ足を運ぶのは人生初です。
宇和島駅前
JR宇和島駅はJR予讃線の終着駅で、松山駅までを結ぶ特急列車も発着しています。実質、予土線の終着駅でもありますが、高知駅までダイレクトにアクセスできる列車はありません。


ワシントンヤシ通り(国道320号線)
国道320号線の宇和島駅前から国道56号線との交差点あたりまではワシントンヤシが立ち並ぶ広い幹線道路です。


スーパーマーケットのFUJI(フジ)がひときわ目立ちます。FUJIはイオングループの株式会社フジが運営しており、本店は松山で本社は広島です。郊外型ショッピングモールのフジグランのほか、マックスバリュやマルナカも傘下にあります。
きさいやロード
スーパーマーケットFUJIの正面あたりからワシントンヤシ通りと直交する広いアーケード街が『宇和島きさいやロード』です。FUJIから見て手前側から、恵美須町商店街、新橋銀天街、袋町商店街の順です。
恵美須町商店街
まず恵美須町(えびすまち)商店街から。店名プレートの下のほうに緑地で「EBISUMACHI」と描かれています。
地方都市の商店街はどこも苦戦していますが、さすがに昼間はもっと賑わっているはずです。
アーケード街の入口付近にある三浦屋人形店さんは四国でトップの品揃えを誇る老舗の人形店です。国道の交差点からも見える大きな店舗で、街のシンボルの1つと言っても過言ではありません。

新橋銀天街
境界がわかりにくいですが、伊予銀行のあたりから先が新橋銀天街(しんばしぎんてんがい)です。店名プレートの上のほうに青地で「SHINBASHI」と描かれているので判別できます。
さすがに松山の銀天街とは比較になりませんが、でも広さなら負けていないです。良さげなカフェや飲食店がポツポツとあります。


牛鬼ストリート
新橋銀天街を南へ進むと開放感のある大きな通りに交差します。右手に宇和島城が見えます。
この通りは『牛鬼ストリート』と呼ばれます。7月下旬に開催される『うわじま牛鬼(うしおに)まつり』のメイン会場となっています。牛鬼を象った山車が宇和島城下から和霊神社まで、きさいやロードを経由して練り歩くようです。


袋町商店街
さて、きさいやロードに戻ります。牛鬼ストリートとの交差点よりも先が袋町(ふくろまち)商店街です・・・と思いきや、その手前の交差点から既に袋町でした。店名プレートの下に橙地で「FUKUROMACHI」と描かれていますね。



アーケードに闘牛が描かれていますが、先述の通り宇和島は闘牛が開催されることで知られています。牛鬼といい、闘牛といい、牛と縁のある街ですね。
国道56号線(丸之内)
きさいやロードは幹線道路である国道56号線に並行しています。この国道よりも西のエリアは丸之内(まるのうち)という地名です。その名の通り、宇和島城があります。
先ほど紹介した牛鬼ストリートとの交差点付近に、高速バスの発着場や宇和島城への入口があります。


宇和島城
宇和島城は築城の名手である藤堂高虎(とうどうたかとら)の手によって本格的な城となりました。
江戸時代初期(1614)に伊達政宗の庶子である伊達秀宗(だてひでむね)が城主となり、宇和島藩が成立しました。以降、幕末に至るまで、宇和島城は宇和島伊達家の居城であり続けました。宇和島市が仙台市と国内姉妹都市であるのはその為です。





現在の建造物は大部分が藤堂高虎によるものではなく、宇和島伊達家によるものです。しかし、天守閣も含め、当時のものが現存しています。
天守閣の開門時間よりも早く来てしまったのですが、素晴らしい景色が見られただけで満足です。
総括
来訪した時期と時間帯のせいもありますが、やはり地方都市の商店街はどこも寂れ気味だなと感じました。しかし、広くて長いアーケード街には驚きました。こういう地方都市こそ、活気を取り戻してほしいものです。

お城も期待以上で、宇和島伊達家のことを知るきっかけになりました。和霊神社も参拝も兼ねて、ぜひ再訪したいものです。